2020.01.22 [years ago today]
# Flickr Pro 値上げ
年末に予告されていたとおり、Flickrの有料アカウント(Pro)値上げのお知らせがメールで届く。
- 1 month: $6.99, plus tax
- 3 month: $18.99, plus tax
- 1 year: $59.99, plus tax
- 2 year: $117.99, plus tax
とある。従来の年間プランは $49.99 だったので、$10 の値上げ。
ただし、既に契約中のProユーザーには優待措置がある。 メールのリンクから支払いページに飛べば、年間契約*1を従来の価格で更新できるとのこと。 もちろん今更新しても、期限が切れた日からの延長となる。
ただ、なぜか、アメリカ国外の居住者には割高な料金が提示されているらしい。これはどこにも説明されていない。
上記ニュースサイトに掲載されている画像を見ると、優待措置ありの2年プランについて、月あたり $3.93 が提示されている。 しかし、僕のアカウントから同じページに飛ぶと、月あたり $4.66 が提示されていて、18%も割高になっている。
ちなみに、優待措置のページに行かず、普通に自分のアカウントのページから契約更新のリンクを踏むと、通常価格が提示される。 それを見るとこうなっている。
- Monthly Plan 7.99USD
- Annual Plan 71.88USD
- 2 years 139.88USD
いずれもメールに記載の価格から、14~18%上乗せされた値になっている。
どうやら、前回の価格改定(2018/11)から、米国以外の居住者に対しては割高な料金を提示しているらしい。
- Flickr 有料化・値上げについての考察 (portal shit!)
上記は昨年の個人ブログ記事。
アメリカ国外居住者に対しては $49.99 ではなく $10 上乗せした $59.99 を提示するなど料金プランには不公平感がある。
とある。どういうことだろう。
まあ、とはいえ、写真に関してはかなりFlickrに依存していて移行先もないので、優待措置があるうちに更新してみることにした。 実際の2年更新の請求額は、$111.90。 上記の月あたり $4.66 という数字は、おそらくこの請求額を24で割った $4.6625 を四捨五入したものだろう。
で、払ってみると、以下のような「Order Confirmation」が来た。
Product SKU: ProV22Years Product Name: 2 years Qty Ordered: 1 Amount: 101.73 USD Subtotal: 101.73 USD Tax: 10.17 USD Total: 111.90 USD Discount: 27.98 USD
支払った $111.90 は税込価格らしい。 さらに Discount を足すと $139.88 となり、通常価格として提示されていた数字と一致する。 つまり、米国以外の居住者に提示されているのは、メールに税抜と明示されていた数字とは違って、依然割高ではあるものの税込価格のようだ。
そして、税率は10%。……あれ?10%?消費税? どうやらそれは当たりで、別途「VAT Invoice」という正式な領収書が届き、注意書きの所に「Tax Note: Output VAT in Buyer's country.」とある。購入者の国の税金だよってことだよね?
海外サイトに直接カードで支払っても消費税掛かるものなのね(←無知)。 前回更新時に2年で $44.95 を支払ったときは、特に米国内か否かで差額はなく、領収書にも税金に関する言及がなかったので、そういうのは掛からないもんだと思ってた。
結局、今は、米国以外の居住者に対しては、各国の税率はともかくとして、結果トータルで $139.88 になるように提示・請求しているのだろう。で、米国内向けには税抜価格を提示していると(米国内で実際の請求がどうなるかは知らないけど)。
税込とはいえちょっと割高なのはやはり気になるが(税率がもっと高い国に合わせてるんだと思うが)、まあ理由はなんとなく分かった。
でもまあ、値上げの理由が「大赤字ぶっこいてるから助けて」って感じなので、値上げによって何かがよくなりそうなわけでもないのと、1回倍以上の値上げを経ての今回なので、今後も簡単に値上げを迫ってきそうなのが怖い。というか、そもそも無くなる可能性も出てきたなと。2年後どうなっているやら。
*1 Proの期限が今年7/1以前に切れる人は2年プランのみ、それ以降に切れる人は1年または2年プランが選べる