2021.04.09 [years ago today]
# WSR-A2533DHP2 (2)
約1年前に購入したルーター。 当時設置したところ、インターネット・有線LAN・Wi-Fi全て問題なし。ところがいざVPN接続してみると、接続が確立するまでは問題なかったのですが、社内LANへのアクセスが通ったり滞ったりと何故か安定せず。長い間棚の肥やしになっていました。
ところが、昨日の夜ふと思い立った方法を試してみたところ、なんと解決。
肝は、VPNクライアントアプリをインストールしたときにシステムに追加された、仮想ネットワークアダプタ。 VPNクライアントアプリはこの仮想アダプタを通すことで社内LANへのパケットをカプセル化してVPNに流すのですが、このアダプタのMTUを少し小さく調整するだけで快調に通信できるようになりました。
参考は以下。
- MTUの最適化でLANとインターネットそれぞれを高速・安定化 (やおの備忘録)
ルーターの違いがどのように影響しているのかは分かりませんが、おそらくカプセル化後に1パケットで送受信できないサイズになってパケット分割が大量に発生したとか何かで(←全然分かってない)、通信が滞る状態になっていたんでしょう。
仮想ネットワークアダプタのデフォルトのMTUは、物理ネットワークアダプタの1500より少し小さい、1392。これを13601346まで下げてやることで解決しました。
netsh interface ipv4 set interface "仮想ネットワークアダプタ名" mtu=1346
ただ、このMTU値、VPNクライアントが接続時にいちいち設定してるようで、いったんVPN接続を切ってしまうと、次回の接続時にはまたこのMTU値がデフォルトに戻ってしまう。
なので、上記の内容をバッチファイルにして、接続後に毎回手動で実行するようにした。 カッコ悪いけどVPNクライアントに当該設定がなく、会社から配られた設定ファイルにも項目がないので、致し方なし。
まあ、新しいルーターを使えないまま放置しておくよりはずっといいですからね(笑)。
ちなみに前回、
MTUも変えてみたけど効果なし。
とあったのは、ルーターのインターネット側(PPPoE接続側)のMTU。 インターネット自体には接続できてるわけだから、ここはあまり原因ではなかったわけです。