Gajulog


2015.07.01 [years ago today] edit

 Apple MusicとiTunes Matchの差が分からない

聞き放題サービスはいいとして、Apple Musicの、ライブラリをiCloudにアップロードする機能。

このAppleの説明だと、iTunes Matchと機能的な差異は全くないように読めて、違いが分からない。 ところがAppleは、

「Apple MusicとiTunes Matchはそれぞれが独立したものですが、補完的な関係にあります。」とも説明している。 「補完的な関係」って具体的にはどういうことなのだろう?

要は、既にiTunes Matchを契約していて年次の更新が掛かったばかりなので^^;、もしもさらにApple Musicを契約して両方にお金を払うとなった場合に、Apple Musicだけを契約している場合と比べて何がメリットなのかが知りたい、と。まあ今は無料だからいいのだけど^_^;。

 iTunes 12.2

アップデートしてみた。既に iOS 8.4 のミュージックアプリ側でApple Musicの無料試用登録を済ませていたので、こちらでもApple Musicが有効な状態で起動。

iTunesからも「iTunes Match」の文言は一掃。 設定ダイアログの項目も「iCloudミュージックライブラリ」に置き換わっており、ツールバーからも「iTunes Match」は削除。

唯一残っているのが、iTunes Storeのページに切り替えたときに右端にある「iTunes Match」のリンクで、ここをクリックすると、従来ツールバーで「iTunes Match」をクリックしたときと同じページが表示される。

itm-20150702.jpg

が、その表示は画像のように、動作中のiTunesがiCloud上のライブラリを読み込んでいない場合の表示。 試しに「このコンピュータを追加」をクリックすると、従来通りiTunes Matchを…じゃないや、「iCloudミュージックライブラリ」と呼ばれるようになったそれを、ウィンドウの右上に進捗を表示しつつ更新して、終わる。

ただ、従来のようにページが「完了しました」という表示に切り替わったりはしない。 まあツールバーから消えてるのだから、もうこのページは使わない前提なんだろう。

さて、iTunes Matchを契約している状態でも「iTunes Match」という名前の存在がこれだけ隠されていて、存在する場所で操作しても特別な動作をしないとなると、Apple Music以上のiTunes Match独自の動作があるとは思えず、メリットがよく分からない状態なんだよね。

で、Apple Music。Apple Musicで聴くことの出来る曲は、自分のライブラリに追加することも可能。 さらについでにダウンロードも出来たりする。といっても自分のものになるわけでは無く、オフラインで聞けるようにするためだけのもので、ダウンロードしたファイルは通常のライブラリ登録曲とは別の場所に、昔懐かしいDRM付きの"*.m4p"ファイルで配置される。

DRM嫌いの僕でもこれはそりゃそうでしょう、と。もともと「聞ける」ということに対してしか対価求めてないサービスだし、自分のものとして所有するのならiTunes Storeなりでなんなりでちゃんと買えばいいよね、という。