2019.11.14 [years ago today]
# Windows Updateができない件
会社の新PCで、Windows Updateのダウンロードが進まない件。 Microsoft StoreもWUの仕組みを使ってるみたいで、Windows10標準のアプリたちも更新がダウンロードできない状態。
会社からインターネットへアクセスするにはプロキシ設定が必要なのだけど、コントロールパネルの「インターネット オプション」のプロキシ設定も、WinHTTPのプロキシ設定も合っていて、IEやEdgeなどでは問題なくアクセス可能。 また、WUもダウンロードが完了しないとはいえ数%くらいは進んだりするので、ここが間違っているわけではなさそう。
調べていたら、こんなページが見つかった*1。
- WSUSにwindows updateをしているプロセス・サービスを知る方法。BITSかDOか (puti se blog)
Windows UpdateはBITS(Background Intelligent Transfer Service)というファイル転送の仕組みを使っていて、これの状態がよくないものだとばかり思っていたのだけど、どうやら、これとは別系統でDO(Delivery Optimization)というのがあるらしい(というかBITSの一部だと思ってたら違うものなのか)。
[設定]アプリの「更新とセキュリティ」にある「配信の最適化」という項目はこのDOの設定であるらしい。 が、ここはどんな設定にしてもうまくいかなかったので、DOじゃなくてBITSでのダウンロードを試したい……と思ったら、そこのページに設定方法があった。
グループポリシーエディタの[コンピューターの構成]-[管理用テンプレート]-[Windowsコンポーネント]-[配信の最適化]で、「ダウンロード モード」を「バイパス(100)」にすると、BITSを使うように構成されるらしい。
これを設定して再起動、まずMicrosoft Storeの更新を試してみたら……あっという間に全てのダウンロードが完了した。 うまく動いていないのはBITSでなくDOだったか。
ついでにWindows Updateも更新かけてみたら無事動いて、昨日入れた累積更新以外のドライバファイルなんかをじゃんじゃん落としてアップデート、最新の状態までこぎ着けた。
たぶんもうこれであとは何も問題なく使えるな。しかしあの最初のOS自体が見つからなくなる不具合さえ起きなければなー。こんなにこじれずに済んだのに。
*1 このページが解説してるのは組織がローカルにWindows Updateサーバーを立てられるWindows Server Update Services向けのものなので、普通のWindows Updateを対象とした説明とは微妙に違うことに注意