2016.06.02 [years ago today]
# みんなのニュース
Lapule。阿佐ヶ谷でのライブにフジのニュース取材が入ったと聞いたのは5月29日。 今このタイミングでド地下のアイドルライブの取材なんて、いい文脈で扱われるとはとても思えませんでしたが…^^;。優月心菜さんも発言を不本意な編集で報道されたと言ってましたし。
放送されたのは合計17分ほどのコーナー。
冨田真由さん刺傷事件の経過を伝えてからの流れで、まずは仮面女子のライブの模様と立花あんなさん・神谷えりなさんへのインタビュー。事件後、仮面女子のライブでは入場時にボディチェックを行い、握手会などのファンとの接触が制限されたことを紹介。 立花さんは脅迫された経験を語り、神谷さんはファンとの交流が少なくなるのが悲しいと話しました。
翻って阿佐ヶ谷。何のチェックもなく入れるライブハウス。ファンと手の触れる距離でライブが行われ、アイドルの腰に手を回してチェキを撮るファン(Lapuleではない…ってかこれはさすがにないだろ^^;)の姿などを紹介。 この距離感をどう思うかというアイドルへのインタビュー。StarBright☆REXさんはその近さが大切でうれしいことだと言い、とみにか共和国さんは近く思わせるのも仕事のうち、と話しました。 で、Lapuleはこの枠でライブの映像が名前入りで使用されました。インタビューはなし。
今度は往年のアイドルのファンが集う居酒屋。 皆口々に「テレビの中でしか会えない存在だった」「今のAKBとかとは違った」と語る。
後半はヲタ密着。アイドル歴5年目の妻子あるヲタ氏が1日にアイドルライブを4件はしごするさまを見せたあと、自宅でのインタビュー。これまでに撮ったチェキの山。「宿題チェキ」が紹介され、「もっと会いたい」「大好き」などとアイドルが書いたメッセージを紹介。それについてヲタ氏が「ガチに取ると『本当に好きかじゃあ行っちゃおう』みたいに受け取る人もいる。アイドルもファンを取り込もうと思って勘違いさせるような表現をするのかも知れない」と。
で、最後に、この微妙な距離感を支えているのはアイドルとファンの信頼感、と。
まず導入の冨田真由さんはそもそもこういう地下アイドル的な商売やってないので、そこからこの距離感が危ないって話に持って行くのは違和感^^;。 まあ上の立花さんの例もあるし地下アイドル界隈で何も起きてないってわけじゃないでしょうが、冨田さんの例はこの取材内容の行き着く先じゃないよね、っていう感じ。
以前吉田豪さんが書いてたけど、
某テレビ局からボクがこの事件について電話取材されることになって、「大手アイドルと地下アイドルの違いについて教えて欲しいんですけど、やっぱり距離感が近いと危ないんですよね?」と聞かれたから、「そもそも彼女はシンガーソングライターで、犯人もアイドルヲタとかじゃないから、地下アイドルの問題とはまた別」と説明。しかし、何度説明してもピンとこないのか「でも、やっぱり地下アイドルの世界はファンとの距離が近くて危ないんですよね?」と聞いてくる某テレビ局スタッフ。
なんかもう、まさにそんな感じで話を持って行った感じでした。
# 写真
許可が取れたので、写真を28日の日記に載せました。