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2022.08.18 [years ago today] edit

 岐阜〜大垣

早めにベッドに入ったものの、うとうとしては起きるを繰り返して、ちゃんと寝られたのはおそらく明け方。8時に起床。 夜の間ずっと降り続いた雨は止んで、空の感じを見ても傘は要らなそう。予報だと午前中は降り続く予想だったのでよかった。

食事なしで予約したはずなのに朝食は全員サービスだそうで、ありがたくいただいた後、9時半ごろにチェックアウト。

岐阜から新快速で終点の大垣。出張のときは毎回名古屋から大垣行きに乗ったけど、もちろん岐阜で降りていたので、大垣まで来るのは初めて。 駅前にタクシーもいるが、11時の開店には早いので、散歩がてら徒歩で大垣サウナへ。

途中ちょこちょこと「○○軕*1」という文字の書かれた倉庫のような建物が目に付く。おそらくお祭りの山車だろうけど、何のお祭りだろう。

愛宕神社

本町相生軕軕蔵

大垣サウナは結構普通の住宅街の中にある。メインの通りを歩いていると、例の味のある書体の看板が突然現れた。あの文字が見えると嬉しい。

*1 3文字目は車偏に山。環境によっては見られないかも

 大垣サウナ

サウナーならば一度は来たい名店。やっと来られました。

大垣サウナ

11時の開店10分前ぐらいに到着。外観の写真を撮り、入り口を覗くと、店員の女性に優しく「そちらに座ってお待ち下さい」とフロント前の椅子を勧められたので、ありがたく座って待つ。開店待ち組は椅子に座っていた先客1人と、駐車場の車の中で待っている人2人。思ったより少なかった。

定刻の5分前に開店。全国でおそらくここだけの「靴をフロントに預ける*1」方式を初体験(笑)。 フロント横の入口に入るとすぐロッカールーム。朝一番ということで、全てのロッカーの上に綺麗にタオルが並べられたあの景色が見られた。

大垣サウナ - 開店直後のロッカー上

浴室に入るとすぐ、「いいサウナ」の匂いがする。 最初に目に飛び込んでくるのが噂の水風呂。 透明度が高く、水質の良さが見ただけで分かる。

清掃の行き届いたカランを使って体を洗った後、軽く湯通ししてサウナ室へ。 レトロな温度計が指し示す110℃越えのサウナ室は、いわゆる昭和ストロング系で熱く乾燥しつつも、一段目に座る分には適度な熱さで居心地は良い。ただ、二段目に上がる勇気はなかった(笑)。

サウナ室の大きなテレビは甲子園。ちょうど高松商×近江の試合が始まるところだった(このあとサ室で見てたけどとてもいい試合だった)。

しっかり蒸されて水風呂へ。大垣の水はキリッとした冷たさに加えて澄んだ肌触りがよく、聖地と呼ばれるにふさわしい水質。しきじの柔らかくまろやかな水とはまた違う清冽な気持ちよさ。素晴らしかった。

ととのい椅子はないので、普通の風呂用の椅子に座って壁にもたれてととのう感じ。 いつも通り4セット。すっかりととのった。

館内着に着替えて、2階に上がる階段のところで玄関先を見ると、ちょうどみんなから親しみを込めて「ママ」と呼ばれている社長さんが。いつもいらっしゃるか分からないのでお顔を見られてうれしかった。ちなみにトオルちゃん(支配人)はお見かけしませんでした(笑)。

2階の階段を上がるとすぐ、例の煉瓦のアーチが迎えてくれる食堂。 まだ空いていたので、カウンターはあえて使わずテーブル席へ。 注文はどて煮と串カツ、それにもちろんビール。大阪旅行みたいなチョイスだけど(笑)、どて煮はこの地方らしい八丁味噌でこれが美味い。串カツもジャンボサイズで美味しかった*2

施設としては意外と外見よりコンパクトで、1階がフロント・ロッカー・浴室。2階は階段の正面に食堂があり、階段の横がリクライニングシートのある休憩スペース。その奥、食堂の横に、やや暗くしてある仮眠スペースとマッサージ部屋が並んでいる。それでおしまい。2階より上はない。

食事後は休憩室の通常のリクライニングで高校野球を見ながらまったりと過ごし、15時ぐらいに退館。噂に違わぬ良い施設でした。またいつか来よう。

Tags: 銭湯

*1 そのためにフロントのテーブル下に設けられた専用の台に靴を乗せる

*2 頼めば味噌だれにしてくれるそうですが、味がかぶるので通常のソースで

 大垣散歩

大垣サウナにいるうちにすっかり雲もなくなりいい天気になった。 ということで、大垣城周辺の町を散策。 水の都と呼ばれるらしく、町の中のあちこちにお堀由来の水路が張り巡らされている。 今日は昨日の雨のせいかだいぶ濁ってたけど、普段ならもっときれいなのかな?

水門

途中、アーケードのある大きな商店街があるのだけど、こちらも柳ヶ瀬と同じようにシャッターが多く、やはり「かつては」かなり賑やかだったんだろうな、という感じ。 でも、決して人がいないわけじゃないんですよね。むしろ人通りは多い。 ただ、近くにイオンタウンがあるので、今はみんなそっちへ行くんでしょうね。

大垣城は城跡。天守は太平洋戦争で焼けてしまい、今の天守は再建されたもの。 天守周りの敷地は思ったよりずっと小さく、近所のちょっとした公園という感じ。

大垣城

大垣城を軽く見て、お堀の外側へ出ると(西外側町というあまりにもそのままの名前に笑った)、何やら大きめの神社が。

大垣八幡神社とある。駐車場の案内もあったので、かなりメジャーなところなのかな?と立ち寄ってみたら、なんと入り口付近に「大垣の湧水」と銘打たれた湧水が。

大垣の湧水

これ「サウナを愛でたい」でトオルちゃんが頭巾ちゃんとヒャダインさんを連れて来てた場所じゃん!特に来るつもりはなかったのに、導かれるようにたどり着いてしまった。こういうこともあるんですねえ。

地元の方が次々とペットボトルを手に現れ、水を汲んでいってました。 僕も手にすくって一口。うまい。なるほど、大垣サウナの水風呂と同じ感じの水だった。

ちなみに、町の中でちょこちょこと見かけた「○○軕」の山車はこの神社の大きなお祭りに使われるようで、お祭りはユネスコ無形文化遺産になっているそう。へえ。

大垣からの帰りはダイヤが乱れていて、新快速が岐阜止まりに*1。最初は岐阜で名鉄に乗り換えてくださいという話だったものの、結局岐阜でそこから先へ行く列車に接続が取られた*2ので、さほどの遅れもなく名古屋まで戻って来られた。

*1 大垣始発で、新快速は岐阜までは各停なので、実質各停

*2 先行して岐阜に着いていた電車を待たせたらしい。なので、乗っていた電車の到着番線が変わり、その番線が空くまで岐阜駅手前で待たされた

 ウェルビー名駅

広小路口のAVANTIで今日の日記の下書きを書いたあと(笑)、 来年の3月にはビルごと無くなるということで閉店予定のウェルビー名駅へ。

岐阜出張したときはいつも寄って帰りたいなと思っていたけどかなわず、ようやく行くことができた。 というか、実は本来寄る予定はなくて、JR東海ツアーズで今回の新幹線往復チケット付きホテルの予約を取ったら、帰りがあまりに遅い便だったので、どうせだったら寄ってやるぜ!という(笑)。

レジャックという商業施設ビルの4階。 エスカレーターや階段では行けずエレベーターを使う必要がある。 料金は全て後払い。靴の鍵は預ける。ロッカーと浴室は繋がっているので裸で浴室に行ってもよい……というか、浴室前まで行かないとタオルも館内着もない(笑)。

浴室は広いが思っていたよりはかなりコンパクト。 十数個あるカラン・2つの風呂(湯風呂と水風呂)・3つのサウナがそれぞれまとまって配置されていて分かりやすい。必要な物が凝縮されて配置されている感じ。

水風呂には細い水の滝もあって修行のように頭を冷やすことも可能。凝っている。 ととのいスペースにはインフィニティチェアが3つもあるが、意外と使う人少なめで毎セット使えた(笑)。

サウナ室はメインの遠赤サウナ、ミストサウナと、ウェルビー名物の森のサウナがある。

ここの森のサウナは栄と比べると広く明るく、12分計もついていて、森のサウナと銘打たれているわりには比較的普通のサウナに近い。湿度高めの室内は白樺のよい香りで満たされいて、心地よく無理なく入ることができる。

ミストサウナは、これ新岐阜サウナに教えたいんだけど、上からミストを噴射して座ってる人に直接温かい蒸気をかけてしまうという(笑)。もともと隅の方にストーブがあった形跡はあるんだけど、たぶん、天井付近に熱気が溜まって降りて来ないっていう今の新岐阜と同じ問題が起きてあきらめたんじゃないのかなと^^;。

遠赤サウナは20人くらい入れそうな大部屋でテレビもあり、良くも悪くもごく普通のサウナ。 まあ駅近の便利施設だから、ニーズとしてマニアックでない普通のやつが欲しいというのはあるかも。 一応遠赤と石積みストーブの2台体制なんだけど、新岐阜みたいな柔らかい感じにはなっていなかった。

結局ここでも4セット(ミストサウナ後のみ水風呂抜き)。気持ちよかった。

さっきビール2杯飲んだばかりなので(笑)、風呂上がりはオロポ。大ジョッキで氷たっぷりでありがたい。 夕飯として頼んだのは「鶏とり丼」。この旅野菜不足なので野菜炒めでも食べたかったけど、メニューが少なくて食事と呼べる物が丼物しかなかった。 ご飯が結構大盛りでひるんだけど完食。味はまあ普通かな。うまいことはうまいです。

ちょこっとだけ休憩して21時ごろに退館しました。 名古屋駅周辺に勤めてる人は帰りにこんないいサウナに寄れてうらやましいなあという感じ。

帰りの名古屋21時50分発ののぞみ468号。 先発列車が何本か遅れて発着したので、追いついて新横浜で入線待ちになったりしないかヒヤヒヤしたけど、468号は新横浜に定刻の到着(一本前から定刻で、それより前の数本は数分遅れの到着って感じだったみたい)。なんとか地元のバスの最終便にも間に合って、日付が変わるギリギリのところで帰ってこられました。

Tags: 銭湯